ヒキ始めの頃の写真があった。
「こんなに太ってもう学校行けない」って思ってたときの。
久しぶりに外出て家族で旅館行って、おっきな全身鏡見て、「私、こんなに太ってたっけ・・・」って驚愕した。
呆然とした。よく覚えてる。
でも写真見たら太ってなかった。
「せめて妹くらい細ければ・・」って思ってたけど、同じだった。
でも多分、当時この写真見た時、写真でも自分を太ってると思った。直視したくなくてよく見てなかったり。

今は昼夜逆転の生活になってるから、夜皆が寝てるときに台所に食べ物を取りに行く。
妹の部屋の前をいつも足音を殺して歩いてた。
今は誰もいない部屋。
寂しくて潰れそうになる。
何も考えないために食べる。詰め込む。

やめられない。どうしてもやめられない。
やりたいことも、なりたいものもあるのに。
普通に生きたかった。普通に10代過ごしたかった。
どれくらいのものを失ったんだろう?
本当に、摂食障害になりたくなかった。
戻りたい。普通に食事してた頃に。
今までの記憶を消してやり直させてください。

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